暗号資産市場の取引基盤となっている「ステーブルコイン」。1コイン=1米ドルなどの価値が保証されていますが、裏付けとなる米ドルや米国債が本当に保管されているのかという「準備金証明」の透明性と、各国の規制強化の現状について解説します。
ステーブルコインの2大巨頭
- USDT(Tether): 時価総額No.1のステーブルコイン。世界中で最も広く使われていますが、準備金の監査の不透明さが長年懸念されてきました。現在は米国債などによる裏付け資産を定期報告しています。
- USDC(USD Coin): Circle社が運営する米国の法制に完全準拠したステーブルコイン。監査法人による裏付け資産の監査を毎月公開しており、信頼性が高いです。
なぜ規制強化が進んでいるのか?
2022年のステーブルコイン「UST(Terra)」の崩壊(無価値化)を受け、ステーブルコインの破綻が世界の金融市場全体に連鎖するリスク(システム的リスク)が懸念されるようになりました。
日本における「改正資金決済法」の施行
日本は世界に先駆けてステーブルコインの法的枠組みを整備し、信託保全された「日本円ペッグのステーブルコイン(デジタル円)」の発行準備がメガバンクや信託銀行主導で進んでいます。

