FTXなどの世界的超大手取引所の突然の経営破綻(倒産)。「大手の取引所だから絶対に安全」ということは、暗号資産の世界には存在しません。自分の資産が取引所の倒産に巻き込まれて凍結されるのを防ぐための、「カウンターパーティリスク(取引相手の倒産リスク)」への防衛策を解説します。
取引所の資産分別管理の重要性と限界
日本国内の取引所は、法令により顧客の資産を「信託保全(分別管理)」しているため、倒産時でも資産は返還される可能性が極めて高いです。しかし、破産手続きの開始から実際の返還までは数ヶ月〜数年間のロックアップ(凍結)が発生し、その間の暴落に対処できません。
カウンターパーティリスクに対する防衛策
- 取引所に常時資産を置かない: トレードしない長期保有分は、必ず個人のハードウェアウォレットに移して自己管理します(Not your keys, not your coins)。
- 複数の取引所に資産を分散する: 1箇所が倒産しても被害を最小限に抑えられるよう、取引所を分散させます。
- ステーブルコインも分散する: USDTやUSDCなどのドル連動資産についても、裏付け企業の倒産やペッグ外れ(ディペッグ)に備えて銘柄を分散して持ちましょう。

