イーサリアムの利用者が増えることで発生する「ガス代(取引手数料)の高騰」と「処理の遅延」。このスケーラビリティ問題を解決するために開発されたのが「レイヤー2(L2)」と呼ばれる技術です。ArbitrumやOptimismなどの主要L2の役割と、手数料削減の仕組みを解説します。
イーサリアムが抱える課題(スケーラビリティ)
イーサリアム(レイヤー1)は安全性を最優先しているため、取引件数が集中すると処理が追いつかず、ガス代が数千円に高騰することがしばしばありました。
レイヤー2(L2)の役割と仕組み
レイヤー2は、**「取引処理の大部分をイーサリアムの外(オフチェーン)で行い、その結果だけをまとめてイーサリアムに書き込む」**技術です(主にRollup技術)。
- 手数料の激減: 処理をまとめて1回でメインネットに書き込むため、個々の取引にかかるガス代を10分の1〜100分の1程度にまで削減できます。
- 処理速度の向上: イーサリアムのセキュリティを利用しつつ、一瞬で決済が走ります。
代表的なレイヤー2プロジェクト
- Arbitrum(アービトラム): DeFiのTVL(預かり資産)シェアが最も高い主要L2。
- Optimism(オプティミズム): コインベース社が開発したL2「Base」などにもその技術(OP Stack)が使われています。

